レーザーによる根の治療

過去に神経の治療（根管治療）を受けたものの痛みが改善しなかったり、強い違和感を感じたりしていませんか？

人によって様々に異なる複雑な根の形のために根管治療が十分に奏功せず、歯の根の先に炎症が発生することがあります。一般に歯の根の病気と言われています。歯の根の病気に対する治療法は一般的には以下の３通りです。

・根の再治療：被せもの（クラウン）を壊して根の再治療を行い、被せものは作り直すことになります。再治療で歯の根の部分を更に削るため将来歯が割れてしまうリスクが高まります。

・外科的処置：歯ぐきを切り開き、骨に穴をあけて根の先を切断して病巣を摘出します。歯の根が短くなるため歯の寿命が縮むリスクを伴います。

・抜歯：根の再治療の成功が望めない場合、抜歯も選択肢に入ります。原因がなくなるため炎症は治まりますが、抜歯した歯は元に戻りません。

当院では第４の治療方法として歯ぐきから根の先の部分へ向けてレーザーを照射する治療を行っています。当院で使用しているNd:YAGレーザーは組織深部まで浸透する特徴を持ち、根の病巣に対して殺菌効果・再生促進効果をもたらします。

・殆どの場合、被せものを壊す必要がありません。

・根管内部を削らないため、歯が割れるリスクが高まりません。

・他の外科的手法よりも与えるダメージを少なくできます。